2007年05月14日

熊本の研修会に参加しました

こんにちは!
5月12日〜13日の二日間、熊本県聴覚障害者情報提供センターで行われた、「九州聴覚障害者向け映像制作研修会」に参加してきました。

これは、前にMLで希望者を募ったのですが、情報センターから職員として、N田会長、字幕サークルからS川とK羽が参加になりました。
参加者は、九州各県から、33名
(北九州5・福岡3・大分1・長崎3・鹿児島2・山口3・熊本15)

※今年4月に長崎聴覚障害者情報提供センターが出来て、九州は後、佐賀と沖縄がまだということでした。
地域的に聴覚障害者情報提供センターが多く出来ている地域は少ない、地域で何か出来ないか?ということで、この研修会が提案されたとのことでした。
(お隣ということで、山口にも声かけて頂いてありがとうございます。(*^_^*)

では、簡単に参加報告を・・・

一日目は、元NHKの教育局のディレクター、秋山隆四郎氏によるトークショー
テーマは、「聴覚障害者向け映像の歴史」
色々試行錯誤を繰り返しながら、今の聴覚障害者放送が出来たんだ・・・ということがよくわかりました。
(講演ではなく、トークショー、途中でも質問がOKだった、ここが気軽に質問できてとってもよかった!)

夜は、交流会にも参加。
S川さんは、積極的に秋山先生の横に座って色々お話もしていました。

二日目は、午前中は2つの分科会に分かれてディスカション。
「製作者・出演者グループ」にはK羽が参加
「字幕制作者」にはN田会長とS川が参加し、積極的に意見を出しました。

午後は、「九州の情報提供施設間の連携について」をテーマに全員でディスカションをしました。

今後、九州の情報提供施設間の連携が深まったらいいなと思いました。その中に山口県もぜひ!(^o^)/よろしくお願いします。

また、今回お知り合いになれたので、字幕サークルの輪も広がって、連絡会みたいなものが、が出来たら、いいですね。

では、K羽が参加した、「製作者・出演者グループ」の内容報告。

参加者のほとんどが、情報センターの職員さんとキャスターさん。
制作と関係ないK羽にとっては、??の部分ばっかりでしたが、各県の情報センターでは、CS放送以外にも積極的に映像制作をしていられるんだ〜!!と思いました。

自主制作したものを販売したり、企業からの依頼もあったり。
例えば、聴障ニュースを映像で制作、地域の手話、ろう関係の大会を取材して販売、ケーブルTVに聴覚障害者の番組を提供等、色々努力をされていました。

キャスターの方も、カメラ目線に気をつけるとか、手話のスピードを内容に合わせて、変えるとか、化粧には気をつける・・・
プロですね〜。
山口県でもぜひ!自主制作映像を進めて欲しいものです。
(これは字幕サークルの仕事ではありませんが、ぜひ!協力はしていきたいですね。)


「字幕制作者」のグループは・・・山口県からの二人がかなり積極的に意見を述べたようです。
他県の方から、「山口はすごいですね〜!」と言われましたから・・^_^;
posted by peko at 11:39| 山口 | Comment(5) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
5月12,13日の熊本での研修会では、映画の字幕について、いろいろ話を聞き、とても参考になりました。今後のご活躍を期待しています。
Posted by 秋山隆志郎 at 2007年05月15日 17:05
熊本に行ってきました。
今回の私の目的は、いつも頭を悩ませる背景音の表現に正解はないのだろうか、もしあれば是非それを持ち帰りたいということでした。
特に今回は日本での聴覚障害者字幕の先駆けであり、海外での字幕の状況にも詳しい秋山先生が講師をされるので、マニュアル的なものはないのか、という期待を持って出かけました。
結論から言えば・・・「ケースバイケース」
先生は過去、ボランティアとして時間も手間もかけての字幕も作られ、また時間の制約のある中で番組制作としての字幕も作ってこられました。
それでも、対象者により、番組の内容により、音の表現は多種多様で、やはり「これこそが聴覚障害者に分かりやすい字幕だ!」という正解はないようです。
字幕制作の分科会では、ボランティアサークルとしての大先輩である熊本の「おむすび」の話も聞かせてもらいました。
‘音’を伝える難しさと、何とかしてその‘音’を伝えたい工夫は、Eラインと全く同じものであったことに、ちょっぴり自信もつけて帰ってきました。
映像は聴覚障害者にとって大きな情報源です。その映像の中で、どうしたらもっと理解しやすい字幕となるのかは、やはり聴覚障害者と一緒に、毎回頭を悩ませて作っていくしかないことを再確認した研修会でした。
Posted by S川 at 2007年05月16日 09:14
今回私はEラインの立場ではなく、聴覚障害者情報センターの職員として参加したので、県外の字幕を担当されている情報センターの職員の方と交流が持てたことは非常に良かったです。ずっと試行錯誤を繰り返してきた字幕に関する表現などがある程度の線を走っていることを秋山先生のお話、他の字幕サークルのお話から確認でき、少し自身につながりましたよ。
それと意見交換の中で
「聴覚障害者の意見はどうやって聞いていますか?」
>健聴者、聴覚障害者が一緒に活動をしているので、試写会などで意見をもらったり、MLなどで観てきた映画の意見の交換をしていますよ。

「字幕の依頼はどうやったくるのですか?」
>心強い営業担当がいて、いつも耳をダンボにして情報を集めてきてくれます。
このどちらもが、どこのサークルにもない活動だったので誇らしげに答えました。(^_^)v
また みなさんにも研修会などで内容をお知らせしたいですね。
Posted by N田 at 2007年05月16日 18:43
熊本の研修はお疲れさまでした。
やっぱり、聴覚障害者向けの字幕のマニュアルは存在しなかったんですね。
マニュアルに従ってやると、映画の面白みがなくなるのでは?
恋愛だって、マニュアルとおりには、いかないでしょうね。やっぱり、恋愛もケースバイケースでいろんなカップルがいるね。
高杉晋作の詠んだ 有名な「おもしろきことなき世をおもしろく」 にちなんで長州らしくこれから字幕サークルの活動が聴覚障害者の世界をおもしろくしてね
Posted by hide at 2007年05月16日 22:57

秋山先生
さっそくブログに来ていただいて、コメントもいただき、ありがとうございます。(^.^)

熊本県では先生を頼りに、いい作品を作られている様子、大変うらやましく思いました。
これをご縁にこれからは山口県の事もよろしくお願いします。m(__)m

もし・・秋山先生のように、九州の情報センター、字幕サークルの方がこのブログに来られたときには、ぜひ!コメントをお願いします!



N田会長、S川さん、hideさん、コメントありがとう!
Posted by peko at 2007年05月17日 00:38
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